タカスカナツミ 「ハブラシと、アイボリー、ライト、ブラウンと、ペン、ミュート」
京都市東山区エリアにある
KUNST ARZTにて
このイベントは終了しました。 - (2017-03-28 - 2017-04-02)
京都市東山区にあるKUNST ARZTにて、3月28日から4月2日まで行われているのがタカスカナツミ個展「ハブラシと、アイボリー、ライト、ブラウンと、ペン、ミュート」です。
タカスカナツミは成安造形大学写真を卒業し、現在は彼女のつぶやきと世に溢れている雑貨で作品をつくり出しています。
彼女の作品作りは普段私達も思いがけずつぶやいたり、頭の中で思い浮かべる言葉、そんな些細で、時として重要なつぶやきから始まります。つぶやきをもとに、ネットでのリサーチや実際のショッピングで得た雑貨で作品をつくり上げていきます。
「学生の途中までは作品つくりを写真でしていたんですけど、ある時自分の表現したいものは写真じゃなくてもいいなと思ったんです。それと同時期に丁度思う事が沢山あって、とりあえずノートに頭に浮かんだ言葉をを書き出してみたんです。書き出した文字を見ていたら、あのモノと、あのモノをくっつけて…っていう立体の作品が思い浮かんできて、それが今の作品の形になりました」
「言葉は寝る前とか、空いた時間に書き溜めています。そこから雑貨を見ていって、書き溜めた言葉を見返して、イメージが思い浮かんだものをつくっています。雑貨同士のサイズが合わないだとか、商品が来て見て思っていたものと違ったりするとお蔵入りされることもありますけど、基本的には言葉を見て思い浮かんだものをつくる事が多いです。むりやり当てはめたり、無理に考えてつくり出すという事はしないです」
「当初は手を動かして作品をつくりたいという意識があったので、縫ったり、粘土をこねたりして既製品と自分で作ったものを組み合わせて制作していました。今は既製品だけを用いて作品をつくっています。初めて全て既製品で作品をつくるときは少し抵抗があって、これでいいのかな、何も手を加えていないぞと不安に思っていたのですが、既製品だからでる良さもあるという事に気づき現在の形になりました」
思い浮かんだつぶやきから、これまで見てきた雑貨を抜き出して、組み合わせてできた作品たち。何処かオチがあって、言葉と立体の関連性に納得してしまいます。
可愛いという言葉自体現在様々な含みを持つものですが、その一言では表しきれないものが作品それぞれにありました。
本展では計12点の作品が展示されています。立体作品が9点、シルクスクリーンを使った作品が3点展示されています。彼女のつぶやきとそれを表す作品に少しニヤニヤしてしまう個展。4月2日まで、彼女の言葉に耳をかたむけてみてください。
【展覧会概要】
タカスカナツミ個展「ハブラシと、アイボリー、ライト、ブラウンと、ペン、ミュート」
http://kunstarzt.com/index.htm
期間:2017年3月28日(火)~4月2日(日)
時間:12時から18時まで
観覧料:無料
会場:KUNST ARZT
〒605-0033 京都市東山区夷町155-7
京都市営地下鉄東山駅から徒歩5分